追記*帰国事業の痕跡をたずねる2〜旧武蔵野市役所敷地内の記念碑と木犀の樹
以前、旧武蔵野市役所敷地内(現在の武蔵野市民文化会館)の記念碑と木犀の樹についてご紹介しましたが、
実は、記事紹介をした昨年の時点で、すでに記念碑の場所が移動していたことがわかりました。
私が気づいたのは先月の下旬です。この間、文化会館の改修工事があり、建物全体が壁に覆われていたこともあって、記念碑が元の位置にないことにしばらく気づかずにいました。ところが、今回、記念碑も樹もなくなっていることがわかったため、市に問い合わせたところ、下記のことがわかりました。
●記念碑の位置の変化
2016年まで 文化会館の東側
2017年以降 文化会館の南側
文化会館の南側、武蔵野市立第一中学校との間に移設されています。
三鷹駅と五日市街道を結ぶ、かたらいの道、からも見える場所です。
●木犀の樹について
・2016年時点であった木犀の樹は撤去されたが、そもそもその樹は1959年に植樹された樹ではなかったと考えられる。
・その理由として、2016年時点で植わっていた木犀は比較的若い木だったが、1959年に植樹されたのはその時点で樹齢100年ぐらいの古木とあったため。
確かに、私が、前回の記事を書くときに参照した「武蔵野市報」1960年1月1日号にも「樹齢百年ぐらいの古木ですが、」と書かれていましたから、2016年まであった木犀とかつてのそれとが同一のものかどうかはよく確認する必要がありました。
ここはもう少し調査したいと考えています。
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武蔵野市民文化会館は、2年前から約1年、改修工事をしていました。
その工事のさいに、以前ご紹介した記念碑の位置(文化会館の東側・五日市街道に面したところ)にコジェネレーションを設置することになったとのことで、現在の位置に移設されたのだそうです。
前回の記事の写真は、2015年時点で撮影されたものでした。
それにしても、記念碑が撤去ではなく移設でほっとはしました。
結果としては以前よりも見やすい場所になりました。