はじめての著書である『朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人』が2021年10月15日に出版されました。 http://www.cranebook.net/archives/post-53.html お読みいただけたらうれしいです。
昨年の夏あたりから、「武蔵野の朝鮮人」について新たに調べ始めています。拙著『朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人』(クレイン、2021年10月)をまとめている中で、新たにわきあがってきた疑問点、これまでも残されていた疑問点などなど、まさに、いくつもの…
久しぶりの更新です。 とくに帰国記念碑をたずねるのは久しぶりでした。 東京都日野市にあるこの記念碑は、 実は数年前に、とある方からその存在を聞き初めて知りました。 わたしが地域で活動しているグループでの展示で、帰国事業のことをテーマとするパネ…
2019年12月、文化村分化会*で映画「どっこい生きてる」の鑑賞会が開催された。当時ニコヨンと呼ばれた日雇の労働者たちの日常が描かれた「どっこい生きてる」(1951年)は独立プロの作品で監督は今井正、製作には前進座も関わっている。前進座が当会の調査…
以前、日本社会党(以下、社会党)の朝鮮認識について日韓会談への態度を通じて検討したことがある。そこにあった問題意識は、90年代に戦争責任、植民地支配責任について被害当事者の方々から問い直しを受けた際に、それを日本政府への追及および日本社会に…
本日、『猫が星見たー歴史旅行』vol.5を刊行しました。 テーマは「レッド・パージの再検討」です。 レッド・パージの目撃者であったKさんの体験を通してレッド・パージとはどのようなものだったのか検討しました。 今号をご希望の方はお手数ですが、下記ま…
以前、旧武蔵野市役所敷地内(現在の武蔵野市民文化会館)の記念碑と木犀の樹についてご紹介しましたが、 nekohoshi.hatenablog.com 実は、記事紹介をした昨年の時点で、すでに記念碑の場所が移動していたことがわかりました。 私が気づいたのは先月の下旬で…
本日『猫が星見たー歴史旅行』vol.4を刊行しました。 テーマは「朝鮮戦争と日本人船員」です。 vol.2以降、朝鮮戦争と日本社会というシリーズで書いてきています。vol.2とvol.3では「日本人にとっての朝鮮戦争」とはどのように受け止められていたのかという…
みなさんこんにちは。 『猫が星見たー歴史旅行』を国立のカフェひょうたん島に置かせていただくようになりました。よろしくお願いいたします。 ja-jp.facebook.com
有限 わたしは、中央線沿いの西荻窪と吉祥寺暮らしています。幼少の頃にも今とほぼ同じ場所に数年住み、別の街を転々としてまた十数年前に戻ってきました。 毎日、中央線の高架下や高架脇を朝、昼、夜と様々な時間に歩きます。目の前に映る景色は、幼少の頃…
みなさまへ おしらせです。 冊子の送付については基本的には郵送とさせていただいていましたが、 何件かご希望がありましたので、 データでもお送りいたします。 どうぞ、ご検討ください。 よろしくお願いいたします。
〜『猫が星見たー歴史旅行』vol.3を本日刊行しました。〜 「日本人にとっての朝鮮戦争」後編です。 多数の日本人にとって朝鮮戦争はどのように受け止められていたのかということにアプローチしてきました。 今号をご希望の方はお手数ですが下記までご連絡く…
札幌に来ています。以前、わたしは札幌にほんの短い間でしたが住んでいました。大通公園に帰国事業で集団帰国した際の記念碑があると知人に聞いたことがあって こちらに来たときにはぜひ見に来たいと思っていました。 大通公園は札幌市の象徴的存在。テレビ…
今号からしばらく ”朝鮮戦争と日本社会”を大きなテーマにしていきたいと思います。 〜『猫が星見たー歴史旅行』vol.2を本日刊行しました。〜 その最初のテーマは「日本人にとっての朝鮮戦争」です。 今号をご希望の方はお手数ですが下記までご連絡ください。…
ここ数日、まるで戦争前夜であるかのような雰囲気が日本社会では醸成されています。今までも朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)を脅威とみなすことで、様々な背景を見ることを放棄するような議論が日本社会では跋扈していましたが、ここ数日は、それ以…
冊子『猫が星見たー歴史旅行』1号では、安全保障について、自衛隊について、もっというと軍について、個人として向き合うことの意味を検討しました。 nekohoshi.hatenablog.com 安全保障といえば国家の専権事項と言われていて、現代ですとテロ行為など脅威…
シリーズ「帰国事業の痕跡をたずねる」2回目の今回は、地元の、東京武蔵野市にある記念碑を紹介したいと思います。 帰国事業の記念碑が武蔵野市内にあるということは、あまり知られていないでしょう。 それは仕方のないことで、どうしてもみようとしない限…
ご要望がありましたので、 中島飛行機武蔵製作所と朝鮮人 戦前篇と戦後篇、 ナショナリズムからの解放を求めて(雑感) を冊子化しました。 ご希望の方は、下記までご連絡ください。 また、冊子vol1.中島飛行機武蔵製作所の戦後史 をご要望の方も同じくこち…
韓国釜山の日本総領事館前に平和の少女像(以下、少女像)が新たに設置されたことをめぐって、日本政府は韓国政府に対して駐韓大使を一時帰国させるなどして抗議の意思を示しています。 一昨年、2015年の12月に外相間で交わされたいわゆる日韓合意。こ…
戦前篇では、中島飛行機武蔵製作所の門前にあった飯場を中心に朝鮮人のコミュニティができていたことを述べた。そのコミュニティは戦後にも継続して残されることになった。その背景と、そこでの人びとの様子はどのようなものだったのだろうか。 〇戦後の朝鮮…
『猫が星見たー歴史旅行』冊子vol.1では「軍と人びとー中島飛行機武蔵製作所の戦後史」と題し、中島飛行機武蔵製作所の跡地における戦後の出来事を通じて、現在、日本社会が直面している安全保障のあり方、自衛隊をはじめとした軍のあり方を、個人の視点で検…
横浜の鶴見からは多くの人が帰国事業で北朝鮮へ渡った。JR鶴見駅・鶴見線ホームでは帰国者から贈られた時計が今も使用されている。 全国各地に帰国事業の痕跡が残されている。シリーズ「帰国事業の痕跡をたずねる」では全国各地に今も残されている帰国事業…
猫が星見たー歴史旅行vol.1を本日刊行しました。 今号では、「軍と人びとー中島飛行機武蔵製作所の戦後史」 ということで、現在の武蔵野市にある中島飛行機武蔵製作所跡地における 戦後の出来事を通じて、 いま現在、日本社会が直面している 安全保障のあり…
写真の家は、我が家です。我が家の前身といった方が正しいです。 これは、母方の祖父母の建てた家で写真は1950年8月のもの。 7月の時点ではもう少し小さい家だったようなので、増築したあとに記念に祖父が写真に収めたようです。 舗装のされていな道の向か…
だれでも、過去の上に築かれた現在を生きています。歴史を見る目をもつことは、過去を知るだけでなく、いまを見つめ、未来をみすえることにつながるのではないでしょうか。 ★ この冊子を発行するにあたって、これがどのような目的であるいはどのようなものを…
というタイトルの冊子を今秋中に発刊する予定です。 発刊しましたらこちらでお知らせします。 よろしくお願いいたします。